私という種
 作詞 KAZE様 (風遊戯の風の竪琴内)
 演奏 合唱団ユマニテ第44回定期演奏会
 

それがいったいいつのことだったのか

すでにそれさえもわからない

私は永遠の花のなかにいたのだが

あるとき私はその花から去ろうと思った

一粒の種を選び育てようとしたのだ

私という種を

 

永遠から流れ出している川に沿って

私は歩き続けた

そうして

葉を広げ

水を飲みながら

光の衣を織り続けた

 

永遠の花のなかでは

それらすべてが私そのものだったのだが

ここではすべてが外からの恵みになる

その不思議に時の経つのを忘れるほどだった

というよりそこではじめて

時が流れるということを知った

 

けれどときには寒さに身をふるわせ

また川さえも干あがってしまい

渇きのなかで涙を流すこともしばしばだったのだが

それさえも私には魔術のように感じられた

私でないものに囲まれているという不思議のなかで

 

やがて私は永遠の花を忘れてしまっていた

私が一粒の種子であるということさえも

 

私はただ歩き歩き歩いていた

葉を広げ

水を飲みながら

なぜそうしているのかわからないままに

懸命に衣を織り続けた

(※光の衣とはもはやいえない衣を

けれどたしかに光の衣以外の何者でもないものを

そしてそれによってしか育てられないものを育てながら)
※ 曲の中では割愛

 

私はやがて川をさかのぼっていくだろう

永遠への川を

(あの水の味を思い出しながら

光の衣に包まれているという思いを深めながら)

そうして私という花として

永遠のなかで咲くだろう

かつて永遠を去った者として 

画像:蓮の幻想